継続は力なり。でも、続けることだけが正しいのだろうか?

日常・気づき

「継続は力なり」

子どもの頃から、何度も聞いてきた言葉です。

勉強でも、仕事でも、スポーツでも、

「続けることが大切」

「途中であきらめてはいけない」

そう教えられてきました。

確かに、続けることで身につくものがあります。

昨日できなかったことが、今日は少しできるようになる。

小さな積み重ねが、いつの間にか大きな力になっている。

それは間違いなく、「継続」が持つ力なのでしょう。

でも、ふと思いました。

「継続する」ということは、同じことを、同じ方法で続けることなのでしょうか?

私は、継続するために、変えることも必要なのではないかと思うのです。

世の中は、時代とともに変わっていきます。

少し前まで当たり前だったことが、今では当たり前ではなくなっている。

仕事の仕方も、人とのつながり方も、情報の伝え方も、どんどん変化しています。

そんな中で、

「昔からこのやり方だから」

「今までこれでうまくいってきたから」

と、同じ方法を守り続けることが、本当に「継続」なのでしょうか。

たとえば、ずっと大切にしてきた目的があるとします。

その目的は変えなくても、そこへ向かう方法は変えてもいい。

むしろ、時代が変われば、その時代に合った方法に変えていくことが

必要な場合もあると思うのです。

変えることは、やめることではない

一本の道を歩いていて、目の前に大きな障害物が現れたとします。

右に迂回してもいい。

左から回ってもいい。

時には、別の道を探してもいい。

通る道が変わったとしても、目指している場所が同じなら、

歩みをやめたことにはなりません。

これは仕事でも、人間関係でも、日々の暮らしでも同じなのかもしれません。

変化することと、継続することは、反対ではない。

むしろ、

続けていくために、変わらなければならないこともある。

そう考えると、「継続は力なり」という言葉が、少し違って見えてきます。

何を続けたいのか

大切なのは、方法を守ることではなく、

「自分は、何を続けたいのか」

なのではないでしょうか。

何のために始めたのか。

その先に、何を大切にしていたのか。

そこが分かっていれば、方法は変わってもいい。

昔は人に会って伝えていたことを、今はインターネットを使って伝える。

紙に書いていたものを、パソコンやスマートフォンで届ける。

形は変わっても、「誰かに伝えたい」という思いは変わりません。

大切なものを守るために、方法を変える。

それもまた、「継続」の一つの形なのだと思います。

それでも、やめるという選択もある

そして、もう一つ。

続けることそのものが、目的になってしまっていることもあります。

「ここまでやってきたのだから」

「途中でやめたら、今までが無駄になる」

「もう少し頑張らなければ」

そんな思いだけで続けているとしたら、

一度立ち止まってみてもいいのかもしれません。

「続けたい」のか、それとも「やめられない」のか。

やってみたからこそ、

「これは自分には違う」と分かることもあります。

続けてきたからこそ、

「もう、ここまででいい」と気づくこともあります。

やめることも、方向を変えることも、必ずしも失敗ではありません。

それまでに経験したこと、学んだこと、出会った人、感じたこと。

それらは、やめたからといって消えてしまうものではないからです。

「継続は力なり」を、もう一度考えてみる

続けることは、確かに力になります。

でも、「継続」とは、

ただ同じことを同じ方法で続けることではないのかもしれません。

時代や状況に合わせて方法を変えながら、大切なものを続けていく。

時には立ち止まり、

方向を変え、

それでも違うと思ったなら、やめることを選ぶ。

そして、また自分が大切だと思えるものを見つけたら、

そこから歩き始めればいい。

大切なものを変えないために、方法を変える。

そんな継続の仕方もあるのではないでしょうか。

「継続は力なり」

昔から知っているこの言葉を、少し違う目線から見てみると、

続ける力だけではなく、

変わる力もまた、

私たちが前へ進み続けるための力なのかもしれません。

今日も、温かい眼差しで…。

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