少しだけ、心が疲れていたのかもしれません。
特別に大きな出来事があったわけではないけれど、
なんとなく気持ちが重い。
なんとなく、誰かに合わせることに疲れている。
一人になりたい。
そんな日がありました。
その日、私は少し時間が空いて、
初めて1人でカラオケに行ってみました。
最初は少しだけ落ち着かなくて、
「1人で来るなんて、恥ずかしい」
そんなことも頭をよぎりました。
でも、部屋に入って、
誰にも気を使わず、
好きな曲を選んで、大声で、
好きなように歌っているうちに、
少しずつ心がゆるんでいくのを感じました。
うまく歌う必要もない。
誰かを楽しませる必要もない。
空気を読まなくてもいい。
ただ、自分のために声を出す。
それだけの時間が、
思っていた以上に心を軽くしてくれました。
私はきっと、
誰かと一緒にいる時間が嫌だったわけではなく、
ただ少しだけ、
自分に戻る時間が必要だったのだと思います。
人は、知らないうちに
誰かの期待や、場の空気や、役割に合わせています。
それが悪いわけではありません。
でも、合わせ続けていると、
自分の本当の気持ちが
少しずつ見えにくくなることがあります。
1人カラオケは、
そんな自分を少し取り戻す時間でした。
声を出すことで、
胸の奥にたまっていたものが
少し外に出ていくような感覚がありました。
素のままの自分がいました。
整えるというのは、
特別なことをすることではないのかもしれません。
ただ、1人になる。
好きな歌を歌う。
下手でも、音痴でも気にすることはない。
何も考えずに声を出す。
そんな小さなことでも、
心は少しずつ戻ってくるのだと思います。
もし今、
なんとなく疲れているなら、
誰にも気を使わない時間を
ほんの少しだけ、作ってみてもいいのかもしれません。
うまく過ごせなくてもいい。
前向きになれなくてもいい。
ただ、自分のためだけの時間を持つ。
それだけで、
心が少し軽くなる日があります。
1人カラオケに行った日、
私はそんなことに気づきました


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