人は、「変わった方がいい」と頭では分かっていても、なかなか行動に移せないことがあります。
そんな人を見て、
「どうして変わらないの?」
「やればいいのに。」
そう思ったことはありませんか。
でも私は最近、少し違う見方をするようになりました。
もしかしたら、
人は変化そのものではなく、
変化の先にある「見えない未来」に、不安や恐れを感じているのかもしれません。
人が変化に抵抗を感じる理由は、一つではありません。
今のままでも困っていないから。
変わった先が見えず、不安になるから。
失敗したくないから。
長年積み重ねてきた習慣を手放すことが怖いから。
そして、本当は変わりたいと思っていても、最初の一歩を踏み出す勇気が出ないから。
どれも決して弱い心ではありません。
人は、それぞれ違う人生を歩み、違う経験を重ねながら生きています。
だからこそ、変化に対する感じ方も、一人ひとり違うのだと思います。
一方で、新しいことに迷いなく飛び込める人もいます。
「まずやってみよう。」
そんな軽やかさを持っている人もいます。
それは年齢だけではなく、その人の性格や育ってきた環境、成功体験や失敗体験など、さまざまなものが影響しているのでしょう。
だから、「変われる人」と「変われない人」がいるのではなく、
変化に対する心の感じ方が違うだけなのかもしれません。
そう考えると、人を見る目も少し変わってきます。
変わろうとしない人を見たとき、
「どうして変わらないの?」
ではなく、
「何がその人の心を立ち止まらせているのだろう。」
そんなふうに考えられたら、その人への接し方も変わるような気がします。
そして、それは自分自身に対しても同じです。
変われない自分を責めるのではなく、
「私は何に不安を感じているのだろう。」
「何が怖いのだろう。」
そう問いかけてみる。
すると、自分の心が少しずつ見えてくるかもしれません。
人は変化に抵抗しているのではありません。
今までの自分を守ろうとしているだけなのかもしれません。
そう思えたとき、人を見る眼差しも、自分を見る眼差しも、
少しだけ温かくなるような気がします。
今日も、温かい眼差しで。


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